気持ちをキープ

ここまででご紹介してきたアロマオイルを使ったマッサージは、皮膚からオイル成分が吸収されるだけでなく、呼吸でも体に取り込まれます。嗅覚を刺激するので、脳に作用しやすくなるのです。香りは気持ち、やる気といった精神面への働きかけが大きいので、ルームスプレーを使用したり、好きな香りを身にまとうことで身体も大きく影響を受けます。

憧れの人や好きな人と同じ香りを身に纏うだけで気分が高揚したり、大好きな食べ物の香りがすると空腹を覚えたりと、香りは精神も身体もプラスに持っていく働きが非常に強いのです。アロマオイルを使う場合、このプラスの作用を起こし、それを継続させるという働きがあります。

人間の鼻は、ずっと同じにおいがするところにいると嗅覚が慣れて、香りがしないと感じるようにできています。そしてより刺激の強い「香り」を求めて香りの重ねづけをするために、香水のつけすぎや異臭と呼べるほど強い香りを振りまいても平気な人がいたりするのです。アロマオイルは「植物から抽出した香り成分を凝縮したもの」ですので、どんなに香っていないと思っても、一度部屋を出てもう一度入ると、香りがするものです。

気分を変える目的で使用する場合は芳香浴がよいでしょう。小さいお子さんやペットがいても芳香浴であれば香りを楽しむことができます。リフレッシュ効果が高いのは、ミントやユーカリなどのグリーンノート、元気が欲しいときはオレンジスィート(オレンジの果実の香り)やレモンの柑橘系、リラックス効果ならラベンダーやサンダルウッド(白檀)の草木の香りがおススメです。